お知らせ
温の養生日記 Vol.36「お盆明け、疲れが一気に出ていませんか《お盆明けの夏バテ》」

「朝から体が重い。」
「寝ても疲れが抜けない。」
「食欲がわかない。」
「なんとなくやる気が出ない。」
お盆休みが終わった頃から、そんな夏バテを感じていませんか。
実はお盆明けは、夏の疲れが一気に表れやすい時期です。
帰省や旅行、お墓参りなどの移動。
猛暑の中での外出。
夜更かしや朝寝坊。
食事時間の乱れや、冷たいものの摂りすぎ。
休んでいたつもりでも、体には疲れが蓄積しています。
お盆明けに「どっと疲れる」理由
お盆中に生活リズムが変わると、自律神経にも負担がかかります。
さらに、暑さによる発汗が続くと、体の中の水分や「気」も消耗しやすくなります。
また、もう一つ気をつけたいのが「暑熱順化(しょねつじゅんか)」です。
「暑熱順化」とは、体が暑さに慣れて、汗をかくなどの体温調節がスムーズにできるようになること。
お盆休みに冷房の効いた室内で過ごす時間が増えたり、外に出る機会が減ったりすると、せっかく進んでいた「暑熱順化」が数日で元に戻ってしまうことがあります。
その状態で休み明けの通勤や外出が始まると、体に大きな負担がかかることも。
夏は「気」と「潤い」を補う
東洋医学では、暑さや発汗によって「気」と「潤い」が消耗した状態を「気陰両虚(きいんりょうきょ)」と考えます。
- 体がだるい
- 疲れやすい
- 食欲がない
- 汗をかきやすい
- のどが渇く
- 眠っても回復しない
夏の終盤に感じるこうした不調は、暑さによって体力と潤いが消耗しているサインかもしれません。
夏は「補う」ことも養生のひとつ
夏の疲れを感じた時は、ただ休むだけではなく、消耗したものを補うことも大切です。
古くから夏の養生に用いられてきた処方には、
- 人参(にんじん)で「気」を補う
- 麦門冬(ばくもんどう)で「潤い」を補う
- 五味子(ごみし)で汗のかきすぎを抑え、潤いを守る
という考え方があります。
暑さで失いやすい「気」と「潤い」を補い、夏の終わりの体を内側から支えていきます。
胃腸も、夏の疲れを受けています
冷たい飲み物や食べ物が続いたり、外食が増えたりすると、胃腸にも負担がかかります。
食欲が落ちている時こそ、消化のよい食事を心がけ、少しずつ栄養を補っていきましょう。
「食べられないから、さらに疲れる」
という悪循環をつくらないことも大切です。
お盆明けこそ、体をリセット
まずは、
- 睡眠時間を整える
- 冷たいものを摂りすぎない
- 消化のよい食事をとる
- こまめに水分を補給する
- 無理をせず、少しずつ体を動かす
そして、夏に消耗した「気」と「潤い」を意識して補うこと。
お盆明けの今だからこそ、頑張る前に一度、体を整えてあげましょう。
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