お知らせ
温の養生日記 Vol.11「血の質を高める、日々の養生と食のちから」

私たちの体をつくる細胞は、日々新しく生まれ変わり、古いものは代謝されていきます。
それは「血」も同じこと。
赤血球の寿命は約120日といわれ、毎日少しずつ、新しい血へと入れ替わっています。
だからこそ、一時的に栄養を補うのではなく、日々の食事で、継続的に整えていくことが大切なのです。
「血虚」は、量だけでなく“質”の問題も
東洋医学でいう「血虚」は、単に血の量が少ない状態ではありません。
鉄やビタミンB12、タンパク質などが不足し、血の質そのものが低下している状態を指します。
血の質が落ちると、酸素や栄養、ホルモンが体のすみずみまで届かず、
- 疲れやすい
- 顔色が冴えない
- 肌や髪の潤いが失われる
といった不調が、少しずつ表れ始めます。
良い血をつくる鍵は「タンパク質」
「鉄分は意識して摂っているから大丈夫」
そう思っていませんか?
実は赤血球の中で酸素を運ぶヘモグロビンは、鉄(ヘム鉄)とタンパク質(グロビン)からできています。
つまりタンパク質の不足によっても、ヘモグロビンは十分につくられず、結果として血の質が下がってしまうのです。
食事は、血を育てる一番の養生
人の体は、口にしたものでつくられ、保たれています。
偏った食事、加工食品や菓子パン中心の食生活、極端なダイエットは、知らず知らずのうちに血を消耗させてしまいます。
「血虚」の方におすすめの食材には、鶏もも肉・牛肉・卵・タコ・アサリ・かぼちゃ・黒ごま・くるみ・プルーンなどがあります。
完璧を目指さなくても大丈夫。
1日1回だけでも、良質なタンパク質を含む温かい食事を意識することから始めてみましょう。
忙しい日々の中でも、自分の体をいたわる選択を。
内側が満ちてくると、表情や佇まいにも、自然と変化があらわれます。
次回以降も、女性の不調と深く関わる「血」について、さらに詳しくお話ししていきます。
血が整うと、美しさは静かに深まっていく。
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